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運行管理者の実務

運行管理をする上で大切な、拘束時間・休憩・休息期間とは?

運行管理者最大の仕事は運行計画の作成です。

運行計画とは、運転士の出勤時間から退勤時間まで一日の運転スケジュールを立案することで、運転士の勤怠や健康管理に大きな影響を与えます。

特に、平成24年4月29日に発生した「関越自動車道高速バス居眠り運転事故」をはじめ、運転士の疲労が原因と言われる事故が度々発生していることから、運転士の健康管理を考慮した運行計画の立案が肝要と言えます。

さて、運行計画を立案するときに押さえておかなければいけないのが「拘束時間は…」「連続運転は…」など”時間”の管理です。

国交省の『バス運転者の労働時間等の改善基準のポイント(改善基準)』ではこれらの時間が細かく定められているのですが、注意したいのが「拘束時間」「運転時間」「休憩」「休息期間」と言う用語です。

拘束時間・休憩・休息期間の違いとは

上図を例に解説していきましょう。

まず、「拘束時間」とは運転や適時与えられる「休憩」なども含めて会社が運転士を拘束している時間です。上図では月曜日の5時から21時までの16時間が拘束時間となります。

一般的な企業では拘束時間から休憩時間を差し引いた「実働時間(労働時間)」が勤怠計算の主軸となりますが、改善基準では拘束時間が基準となりますので注意が必要です。

また、一日の乗務を終えて次の出勤時間まで運転士が会社から解放される時間を「休息期間」と呼びます。

拘束時間中に与えられる「休憩」と、会社から解放される「休息」は全く異なるものですので、言葉は似ていますが混同しないように注意しましょう。

この改善基準で使用されている用語の解釈を誤ってしまうと適切な時間管理を行うことができませんので、しっかり理解しておく必要があるでしょう。

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